牛肉産地偽装…“国と県”解釈の違い、JAS法の問題点(第6回)

May 5, 2008 4:00 PM

今日放送したACTION第2弾・食品取材チームのテーマは、
「いまだ行われている食品偽装の実態」でした。
去年あれだけ騒がれた“食品”の問題。年が明けて偽装は減っているのでしょうか?

取材のきっかけは、そんな単純な動機からでした。
農水省には賞味期限や原材料など食品の“表示”に関する情報を消費者から受け付ける
「食品表示110番」という電話窓口があります。
電話の中には「食品偽装を行っている」という情報提供の内容も含まれています。
情報を受け調査を行うのが“食品表示Gメン”と呼ばれる監視専門官です。
農水省の組織下、全国の農政局、農政事務所に2000人いるGメン達。
彼らが現場に出て調査を行い“偽装”を暴き、行政処分を行うのです。

私達は2月中旬から、さいたま市にある関東農政局で取材を始めました。
数日経った頃受けた1本の電話。
これが今回の放送で取り上げた“産地偽装牛肉”の情報提供電話でした。

「神奈川県内にあるスーパーのテナントの精肉店がオーストラリア産の牛肉を使いながら
国産と表示して販売している。」
電話を受けた瞬間、“まだこんな事をやっている業者がいるのだ”と正直思ったものです。
Gメンは商品を購入、DNA分析を行い“黒”の確証が出た段階で、事前通告なく店に立ち入り調査に入りました。店側は「たまたまその日、販売員が間違えて表示した」と釈明しましたが調査の結果、半年前から偽装を行っていたことが判明しました。

偽装を行っていた事を認めた精肉店。
農水省も指示・公表処分に値する悪質な行為と私達に語っていました。
しかしこの店は“行政処分”をされなかったのです。

なぜか。
それは“国と県、二つの行政の解釈の違い”です。
実はJAS法違反で農水省が処分できるのは一部の例外を除き、県をまたぐ広域な案件のみ。
この精肉店は神奈川県内だけで営業している業者のため、県が処分を行うことになるのです。
神奈川県は独自に調査を進めた結果、「表示は適正に戻った」として処分を行いませんでした。
“表示”が“オーストラリア産”から“国産”に改善されれば、それでいいのでしょうか。
住宅街のスーパーであの牛肉を買った人はどのくらいいるのでしょうか。
“偽装”があったことを知らされないまま、いつのまにか“表示が適正”に戻った肉が売られているのです。
あまりにも消費者を無視した対応ではないでしょうか。

「悪質な偽装行為、処分は当然」と語る国。
「表示が適正に戻ったので調査は終了」と語る県。

消費者の事を第一に考えたのなら、偽装が行われたことを明確に公表すべき問題ではないでしょうか。
取材して感じたこと。
それは“バラバラな法解釈の上で行政処分が行われている現実”でした。
過去に発生した食品の偽装問題も、公表されずに終わったものがあったに違いありません。
“産地を偽って表示する。”
これは消費者を欺いた偽装行為です。
私達はこの先も取材を続け、“食の安全”を見守りたいと考えています。

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Comment

WOLF さん

昔働いていた兵庫県姫路市にある某社はホルスタインの肉を大沼牛表示でF1牛(雑種)を黒毛和牛表示の箱に入れて出荷していた!さらに狂牛病が流行っていた時期に発症から安全宣言がでるまでの肉を国が買い取っていた時に国に売り付けるためだけにかかくが安くなった二区を仕入れては骨を抜くだけで極力重量を減らさないようにして売っていた!そのときは普段からあまり売れなくて大量に余っていた部位も売っていた!日付の偽造なんて日常茶飯事だった!

2008年12月23日 19:38

一般人 さん

食品偽装問題は、国民の食の安全の現れであると思われます。そこに偽装業者が入り込んでくるのです。我が社は、ばれないから中国製製品を国産とすり替えてよしという拝金市場主義的な発想が生まれるのです。
中国製製品も質がよくなってきて国産とわかりにくくなってきたから、
すり替えたというのは言い訳です。消費者には、製品表示を信じるしかないのです。今こそ消費者行政の正念場であると考えます。

2008年08月09日 07:58

K さん

さくらさんへ

さくらさんがどのような立場でその居酒屋にいらっしゃるのかわかりませんが、その居酒屋は告発すべきだと思います。本当の話なら、産地偽装とは比較になりません。異常です。

2008年07月22日 20:52

さくら さん

私の居る居酒屋はもっと酷い! 使い回しなんて日常的で、ゴキブリが入ったまま炊いたご飯の提供やら、地面に落ちた食品の提供。食品偽装、中国産しか使ってないのに、国産と偽る。
不法に外国人を使い回し、いらなくなったらすぐにクビ。
腐った魚を提供。
あまりにも酷いので、これ以上耐えられません。

2008年07月09日 17:19

cat-mimi さん

行政処分も、あまり表沙汰にならないのですか…

自分の住んでいる県は、どんな対応をしているのか気になります。


2008年06月29日 00:09

屋並雄一 さん

消費者をバカにするのもいい加減にしてほしい。昔、伊丹十三の映画に『スーパーの女』のシーンで安い肉を小細工をしてブランド肉として販売するのがいいたとえだ。

2008年06月28日 11:50

キムヒョン さん

三陸アワビに注意!
三陸沿岸の料理の中に韓国製養殖アワビが使用されていることをご存じでしょうか?1部の業者により輸入され、活鮑として食されている。
三陸沿岸に宿泊した場合、最大の楽しみは三陸沿岸でとれたての新鮮な魚介類を食することが出来る。観光客の皆様は、それを知らずに食して、やっぱり三陸は魚介類最高!、と思い帰られる。本当に申し訳ございません、沿岸漁業に携わる者として、残念でなりません。
一部の業者のモラルの低下(利益第一主義)で、三陸のアワビの価値を下げようとする者は許し難いと思い投稿しました。
これは最近の話じゃないようです、何年も継続して行われている実態を
私が最近知っただけです。食してしまえば証拠が残りません、
ここが何年もの間継続できる理由だと思います、
高級食材のアワビが?、表示義務のない食材だからこそモラルを持って
流通させてもらいたいと思います。
最後になりなますが、韓国製のアワビが悪い訳ではありません。
勘違いをさせる者が悪いと思います。お客様の納得の上での食材を提供
することが食の安全につながると思います。新聞によると昨年の観光客数19万人!

2008年06月12日 19:41

一国民 さん

食品偽造は安ければ売れるだろうという認識と日本産と明記していればそれで安心する消費者不在の製品が多いのです。たとえ中国産4に対し国産1の割合の物も国産が入っているだけでJASの認定がとれることにも危機感を感じます。極端に安い国産加工品には中国産やブラジル産、南アフリカ産などはいっている可能性が高いのです。100㌣、中国産でも一端日本果汁協会等でJAS規格が通れば国産の割合が少ない場合でも大丈夫、消費者はJASのシ-ルがあれば安心します。そろそろ消費者も考えるとき、行政が変わるのは選挙で民意を反映することだと思います。

2008年06月07日 09:14

K さん

食品に関する法律のように、分裂すべきでない所が分裂している法律は明らかに不適切です。不適切な法律(管理の体制やその権限を含めた意味で不適切です)によっておこる本来は無用な見解の相違(処分の必要性やその方法等)等は混乱を招き、ほとんどの人が理解できない程複雑になる事があります。ですので一元化すべきです。
一方、消費者の側に問題がないとも言えないとは思います。どんな製品(この場合は作物や食品ですね)にも製造するのにプロが一生懸命作ってます。それを考えず、安易に残したり捨てたりする行為にも私は賛成できませんし、実際に私は絶対やってません。それと、偽装の背景にも目を向ける必要があるかもしれませんね…(テーマが偽装なので取材しずらいかもしれませんが…) 本来、食品関係を扱う人達は人間の生活の根幹である食を扱っているのですからもっと誇りを持っていいと思います。そして真剣に仕事をしていれば感謝されてしかるべきです。
ですのでそこから逸脱させてしまう構造(要因)が存在するのかもしれません。
それと、日本の食糧自給率を上げる事も必要です。それが低いと、質が悪くても外国からの製品に頼らざるを得ない状況に陥る可能性があると思います。なので農家の待遇改善や人材確保策等も国民レベルで検討しないといけないかもしれません(何しろ自給率40%に達しない国ですし、世界的に食糧確保が難しい現状、日本のような輸入国にとっては大きな転換が必要だと思います)

2008年05月22日 01:09

ゆこみち さん

人を騙す行為はけっして許される事ではありません。
しかし、問題があるのは提供者だけでしょうか?
こういった問題がなくならないのは、ニホン人の強い「ブランド趣向」も影響されているのではないでしょうか?
食料品だけではなく、利用者が自信で確かめない「口コミ」傾向な社会にも問題があるように見えます。
安全性はもちろん重要ですが、外国産だからと言って、毛嫌いしてしまうのは、悲しい事ですし、経済の発展の妨げにもなっているようにさえ思われます。
もしかしたらこれによって、業者を追いこんでいるのかもしれません。
緊急医療でもなんでも、利用者の意識を再確認できる様な、内容のメディアがもっと増えるといいと思います。

2008年05月09日 00:29

おみや さん

高級料亭船場吉兆が今度は食い残しの使い回しで問題になってますが、結構当たり前にある事ですよ。
私は学生の頃、今は確か倒産してAPAホテルになってますが、大阪天王寺駅前の某ホテルの2階にあった喫茶室でアルバイトしてました。
そこでは忙しい時間になると、下げてきたジュース類は半分以上残っていると捨てずに継ぎ足して出すようにされてました。
一度「新しいのを入れて下さい。」と言うと、「生意気言うてんと早よ持って行け!」と怒鳴られた事を憶えてます。
意外と、「まさかこんなとこが」と思うような店でも形さえ崩れてなければやってるかも知れませんね。
味にうるさい大阪でさえこれですから、東京などはボロボロ出てくるんじゃないでしょうか?

2008年05月07日 14:26

自給率5% さん

絶対、工長の独断ではなく組織が関わっているとしか思えません。テレビを見て殆どの食品会社はばれていないだけで偽造をしているのでは?と疑ってしまいます。食品Gメンの取締法の見直しを願うばかりです。

2008年05月06日 23:56

埼玉庶民 さん

ニュースに出てくるのはまだ氷山の一角なのかもしれませんが、関係者の方にはどんどん告発していってほしいです。消費者も疑問に思ったら、躊躇せずに相談する事が大切だと思います。
食品Gメンには強制的に調査ができるように法律を変えてもらいたいです。
消費者も、安いブランド品などは買わないようにするべきです。
良い物には手がかかる事を理解して、本物を食べたいなら高い物を買うのが生産者に対する礼儀です。

2008年05月05日 21:05

社会人男性より さん

日本料理店“吉兆”は一度お客に出した料理を残ったものを再度料理してお客に出す。もう信じられない?今すぐにでも会社を閉鎖すべきだ。日本料理界から追放し2度と料理界で営業できないようにすべきである。永久追放。開業許可を永久に与え無い措置はできないのでしょうか。監督官庁は厳しく処罰をして欲しいと思います。

2008年05月05日 21:04

たまこりん さん

偽装の話についてひと言。私たちって「ブランド」が大好きだからこんな偽装が起こるんだと思います。「ブランド」ばっかりにとらわれず、もっと色んな目を持って生活をしましょうって警告だと思います。

2008年05月05日 19:34

地方の市民 さん

食品の偽装問題は、組織ぐるみに決まってる。直接の指示がある場合もあれば、直接でないにしろ会社側の食品に対する認識の甘さが誤った判断をさせているのではないでしょうか。なにより工場長等の一個人が表示偽装することになんのメリットがあるのかわかりません。

2008年05月05日 18:33

センバキッチョウ さん

モラルのない奴が多すぎ。

2008年05月05日 18:30

やまびこ さん

食品にかかわらず色んな物の偽物がありますよね。偽物が出るのは値の高いブランド品を装って安い物を高く売るためですね。偽装は許せないことではありますが、我々消費者も商品を見る目を作る必要があるように思います。食品など安全に直接影響がある物の安全は法的に確保していただく必要がありますが、見た目や嗜好に関することは消費者にも責任があるのではないでしょうか?

2008年05月05日 17:46

国民 さん

結局、バレたら一時謝り、スタコササッサと逃げればいいと思っている。金の亡者たち。

2008年05月05日 17:16

aya さん

食品偽装の認識が甘すぎると思います。

2008年05月05日 17:14

とくとくさん さん

食品偽装の問題は法律で厳しく整備する必要がある。例えば発覚次第、廃業処罰及び高額な罰金などの重罰を全国的にしらしめていくべき。食は命に直結していることを深く認識し、もっとすばやく国も政治家も対応すべき。対応があまい

2008年05月05日 17:12

aya さん

いくら売れ行きがいいからといって、
食品偽装はいけない行動で客はどの商品・店を信じればいいのでしょうか。

2008年05月05日 17:12

jornal さん

最近食品の偽造問題が多くなってきてますね。最近では料理の使い回しなんて記事も目にします。
偽造する業者や料理店は勿論良くないと思います。でも悪いのは本当に偽造した店側だけなんでしょうか?最近の料理の使い回しの件にしてみれば、使い回す店側が悪いのは明白ですが、作られた食べ物を食べず、手をつけない事も原因です。
偽造する店側を悪いと決め付けるだけではなく、問題の無い食品を残している自分達にも少なからず原因が有る事も忘れないで欲しいです。

2008年05月05日 17:03