カジノ

2017年4月23日 20:18

バブルは弾けたというものの、まだ世の中にはその余韻が漂う頃、
とあるバラエティ番組の海外ロケ期間中に、
とあるタレントさんが『どうしても!』と言うので
車で1時間以上走ったところにあるカジノに
ご一緒させていただいたことがあります。

そのタレントさんはカードを使ったギャンブルに熱中していましたが、
ルールがよくわからない私はずっと赤か黒かを当てるルーレットをやっていました。
それなりに楽しかったのですが、当たってもそんなに興奮はしませんでした。
その時、『私はギャンブルにははまらない』と確信しました。

でも、はまる人ははまるそうです。

私のよく知る同世代アナウンサーに競馬が大好きだという男がいます。
その男が言うには、『自分の賭けた馬が第4コーナーをまわったあたりから
頭の中がサイダーのようにシュワシュワしてくる』のだそうです。
きっと、脳内で特別なものが分泌されているのでしょう。

私もプロレス中継を担当している頃、
実況中に頭の中がシュワシュワしたことがあります。
きっと快楽物質的なものが分泌されていたのだと思います。
でも賭け事では分泌したことがありません。
きっと性に合わないのでしょう。

しかし、すかんぴんになるまで賭け事にお金を使う人がいます。
シュワシュワの度合いが違うのかもしれません。

早ければ5年後にも日本にカジノが誕生しそうです。
もちろん、「統合型リゾート」ですから、できるのはカジノだけではありません。
観光に力を入れていく国としては、この方向性に抗うよりも
安全に成立させるための方法を模索するべきなのかもしれません。


ちなみに今夜のご意見番としてご登場いただいた
移植外科医の加藤友朗さんと私は同い年&同じ星座でした。
私と同じくギャンブルはしないという加藤さん。
その脳内がシュワシュワするのはどんな時なのでしょうか・・・。

また来週!
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熊本

2017年4月16日 19:44

今日の熊本は最高気温が25度を超える夏日に。

初夏を思わせる日差しを受けて、熊本城周辺の木々も若葉がキラキラと光り輝いているかのようです。
日曜日ということもあり、城の周辺は多くの観光客で賑わっていました。
ベビーカーを押すご家族連れにも出会いました。
このベビーカーに乗っている子供が、成人する頃に元の姿に戻るという熊本城。
その頃、この国は今以上に震災に強い国になっている事を願います。

巨石信仰というものがあります。
大きな石には特別な力が宿っている、という考え方。
400年前、加藤清正によって築城された熊本城。
1年前の地震によって多くの石垣が崩れました。
積み直さなくてはならない石垣はおよそ10万個。
途方もない時間と労力がかかることでしょう。
その石の1つ1つに熊本県民の思いが染みこんでいます。
熊本城の石には400年にわたる特別な思いが宿っているのです。
石(いし)は「意志」に通ず。
復興に向けた県民の強い意志が1つ1つ積み重なった時、この街はきっと以前よりもずっと活気あふれる街になっている筈です。
ではまた来週

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ミルフィーユ

2017年4月9日 20:35

東京の桜が長持ちしています。
全国で一番早く開花して、
その後、寒い日が続いたこともあって
今日もまだ満開状態の桜が楽しめたようです。

ご意見番のジャーナリスト・佐藤和孝さんによると
戦闘が続くイラクでもアザミなどの野草が路傍に咲いているそうです。
人間の極限状態の感情が交錯する場所でも・・・
花は咲く。

エンディングでご紹介した熊本の被災地に咲く桜。
地元の皆さんが見上げた先には満開の桜、
そして希望に満ちた未来が咲いていることを祈ります。


毎年毎年、寒い冬を乗り越えて咲く桜。
人は時に自分の人生を桜に重ね合わせて眺めてきました。
そして、満開の桜を見る度に当時のことを思い出すのです。

『20年前、この桜の木の下で彼女と誓ったんだなぁ』とか、
『10年前、子供を肩車してこの桜を眺めたなぁ』とか、
『去年、成人した子供と桜の下で酒を飲んだなぁ』とか。
重層的に積み重なってゆく"思い出のミルフィーユ"。
それは甘美な味がします。
(写真はスタジオ内のミルフィーユ的地層です)


日本では自分自身の定点観測に重要な役割を果たす桜。
野に咲くアザミをみて戦地の子供達は何を思うのか・・・。
悲しい思い出だけが重なり合うような人生にはなりませんように。

来週は熊本からの中継予定です。
ではまた。

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満開

2017年4月2日 20:23

どこよりも早く東京の桜が「満開」となりました!

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
桜の満開とは「八分咲き」以上のこと。
つまり、「80%」の開花で「100%」と言ってしまうわけです。

春の訪れを心待ちにしている人達の思いを反映しているのかも知れませんが、
ただ、誤解も生じかねません。

ただ、「満開」と言われたあとに本当のピークがくる!
「満開」の発表をきいてからお花見の予定をたてても間に合う!
など、メリットもありますね。
そんなに目くじらをたてることでもないでしょう。


出版界では「◎月号」が出る時期が「◎月」でないことが多いです。
例えば、4月上旬に書店に並ぶ月刊誌は大抵5月号です。
モノによっては6月号も存在します。

テレビ界では3月なってまだ寒い日が続いていても
女性アナウンサーは薄手の春物を着用して出演し、
9月なってまだ真夏日が続いていても早々に厚手の秋物を着用します。

本当に脂がのってくるのはこれからなのに「初鰹」がもてはやされ、
本当に味に奥行きが出るのはこれからなのに「ボジョレヌーボー」が注目されます。

どうやら日本人は季節や旬の先取りが大好きなようです。
まぁ、悪く言えばせっかちなのですが・・・。

あいにくバンキシャ!のスタジオに桜の木はありませんが、
この度「エアーお花見」をしてみました。

お月見、お花見、虹の発見、飛行機雲を追いかけたり・・・。
上を向いていると何だか明るい気持ちになってきます。
どうぞ心ゆくまで桜を見上げてください。


今年度も真相報道バンキシャ!を何卒よろしくお願いいたします。

ではまた来週!

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稀勢の里

2017年3月26日 20:32

東京で桜の開花が発表された後、
寒い日が続いて遅々として花が増えていかないのは、
相撲の神様が『待った!』をかけていたのかも知れません。
『日曜日に凄いことが起きるからね。それから桜を咲かしてくれよ』と。

稀勢の里、奇跡の大逆転優勝。

左肩の痛みをおして本割&優勝決定戦で勝利。
そして、涙の優勝インタビュー。
『見えない力をとても感じた15日間でした』
『千秋楽にありえない力が出ました』
大観衆の後押しなくしてはこの奇跡はなかったと言えましょう。

先代の鳴戸親方(元横綱・隆の里)は
病気と戦いながらも苦労して横綱に。
「おしん横綱」と呼ばれていました。

耐えて勝つ。
日本人が最も好むタイプです。

卓球中継では攻撃タイプより、カットマンといわれる守備型の選手の試合の方が
毎分視聴率が上がります。
相手の攻撃に耐えて勝とうとするからです。

スピード出世もいいですが、先代しかり、稀勢の里しかり、
時間をかけて登り詰めた人間の方が味がありますね。


今年度もご覧いただきありがとうございました。
次回の放送は2017年度4月2日。
東京の桜は満開でしょう。

そして、稀勢の里の出身地、茨城県牛久市の桜は
今年はひときわ綺麗に咲き誇ることでしょう。
いや、今年はソメイヨシノより、「遅咲きの桜」の方が
綺麗に咲いているかも知れませんね。

ではまた来週。
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