タイでエコ!?う~ん・・・。
わたしはタイに住んで1年半になる。日本のエコ事情に慣れた人間にとって、タイでエコを実感するのはなかなか難しい。連日の交通渋滞、車から出る真っ黒な排気ガス、大気汚染の影響でいつもどんよりと曇った空・・・。なんでもマイペンラーイ(問題ない)で済ましてしまう人々が、環境保護を意識しているとは、あまり感じられないのだ。
身近な話だと、「ごみ捨て」も、日本とタイでは大きく違う。

タイでは、「分別ごみ」が一般的ではない。アルミ缶、ガラス瓶、乾電池・・・どんなごみも黒いビニール袋に入れてごみ箱に捨てれば、収集車が持って行く。
こちらが気を遣って不燃ごみと可燃ごみを別の袋に入れたとしても、収集車が全部一緒に持って行ってしまうので意味が無い。
ごみの分別を進めようとしている団体もあるが、国民全体の意識としてはまだ浸透していないようだ。
しかし、タイのエコを侮ってばかりもいられない。ごみ袋に入ったペットボトルやアルミ缶を集めて、お金に換える人たちがいる。マンションの管理人が、住人が捨てた段ボールを集めて売ったりもする。「日本人が捨てたTシャツを、その家のメイドさんが着ていた」なんて話もある。
なんでもすぐに捨ててしまう日本人と、それを再利用するタイ人。「環境を守ろう」なんていう意識はおそらく無いだろうが、結果としてリサイクルになっている。これって、タイならではのエコなのかも知れない。