
テニスやバレーボールにもある「タイブレーク」のルール。ソフトボールでは「タイブレーカー」と呼ばれます。
tie breaker:同点の状態を破る。勝敗を早く決めるために、用いられるルール。
ソフトボールは、野球に比べて得点が入りにくく、投手戦になることが少なくありません。ソフトボールの試合は正式には、7回と決まっていますが、延長のときは、ただ普通にイニングを増やすだけでは決着がつきにくくなるため、それを解消するためにソフトボール特有の「タイブレーカー」というルールが生まれました。国際ソフトボール連盟がこのルールを採用したため、日本でも1987年から採用されています。
8回表からは、得点を入りやすくするために、「無死2塁」という状況から始めます。二塁走者は前回の最後に打撃を完了した選手とし、打者は前回から引き続く打順の選手が、打席に入ります。その裏も同様にその状況から始められ、勝負が決まるまで継続されます。
二塁走者に代走を出すことは、問題はありません。
7回まで投手が完全試合をしていても、タイブレーカーに入ると、そのあとも完全試合をしたとしても、ノーヒットノーランという記録になってしまいます。
日本代表の印象的なタイブレーカーの試合といえば、シドニーオリンピックの予選の対アメリカ戦、アテネオリンピックの予選のアメリカ戦を思い出される方もいらっしゃるかと思います。そのときは二試合ともピッチャーズサークルには、高山樹里投手がいました。
写真はアテネオリンピックの表彰台のアメリカチーム。アテネでアメリカをもっとも焦らせ、苦しめた試合は、タイブレーカーにもつれこんだ日本戦だったと、アメリカのメディアに出ていました。
社会人野球の一部の試合では、「13回以降で、且つ試合開始から4時間を超えた場合、一死満塁の段階から攻撃を開始する」というルールもあるようです。