2008年07月06日
「ブッシュ米大統領へのインタビュー」
現地時間で7月2日の午後4時頃、
ホワイトハウスの一室でブッシュ大統領に
単独でインタビューすることができました。
ブッシュ大統領の人柄については、
フレンドリーな人だと聞いていましたが、
確かにそのような印象を受けました。
「陰」よりも「陽」、「静」よりも「動」という感じ。
細かいことにこだわるようなタイプには見えませんでした。
ブッシュ大統領は6月26日、
北朝鮮に対するテロ支援国家指定を
解除する意向を示しました。
6月29日、私は拉致被害者の家族の
横田夫妻にお会いしてお気持ちを聞き、
ブッシュ大統領へのインタビューの際、
横田夫妻の思いも伝えました。
この問題に対するブッシュ大統領の答えを
私なりに整理すれば、概ね次のようになります。
①拉致問題は重要。アメリカはこの問題を決して忘れない。
②拉致問題の解決は、北朝鮮の核問題の解決と一緒に進めていく。
③今回テロ支援国家指定を解除しても、
北朝鮮にはまだ多くの制裁が残っている。
④拉致も核もきちんと解決しない限り制裁は残り、
北朝鮮は国際社会の仲間入りはできない。
ブッシュ大統領は、
残る制裁を解除する条件として拉致問題の解決を明言した!
今回のインタビューの重要なポイントです。
私は拉致問題が置き去りにされないよう、
日本政府は改めてこの点をアメリカ政府に
確認してほしいと思います。
最後に、テロに対するあなたのやり方は
「報復には報復を」のように見えるが、
これではテロは増えてしまうのでは・・と質問したら、
ブッシュ大統領は「そんなことはない。
テロが起きる前にそれをくい止めているのだ」
と強調していました。
もっと時間があれば、
武力紛争の様相が
「国家対国家」から「国家対テロ集団」に
変わってきたことについて、
9・11を体験した大統領の実感を聞いてみたいと思いました。
インタビュー時間がわずか8分間しかなかったことが残念でした。
なお余談ですが、ホワイトハウスのクーラーは効きすぎです。
確かにワシントンは暑かったのですが、
ホワイトハウス内は上着がないと寒いくらい・・。
地球温暖化対策に積極的ではなかった
ブッシュ政権の姿勢を、ここにも垣間見た思いがしました。

President George W. Bush participates in a television interview Wednesday, July 2, 2008, with Nobutaka Murao, the main anchor of Nippon's "News Zero." White House photo by Joyce N. Boghosian
投稿者:村尾信尚
