2008年07月14日
ゼーリック世界銀行総裁に聞く
7月8日の午後、札幌市内のホテルで
洞爺湖サミットに参加のため
来日していたロバート・ゼーリック世界銀行総裁に
「サイレント・ツナミ~食糧危機」について
話を聞くことができました。
世界銀行は途上国支援を仕事にする国際機関です。
途上国に対して、低金利でお金を貸し
農業支援、医療支援などを行っています。
ゼーリック総裁は、語り口や雰囲気から、
私には能吏というか有能な仕事師に映りました。
現実に起こっているさまざまな事象を、
きちんと整理し、それに自分の考えを加えて
話をしてくれました。
食糧価格の高騰の要因については、
・中国やインドなど新興国の食生活の変化
→ 穀物需要が増大。
・バイオ燃料の生産
→ 食糧としての穀物供給が減少。
・投機マネーは、穀物の需給関係を見て動いているだけで
本質的な要因ではない。
などと分析していました。
ゼーリック総裁は、
We can not learn without doing .
「行動しなければ、学ぶことはできない」
と言って、食糧危機に対して議論より行動を
各国に呼びかけています。
私も同感です。
短期の対策としては、余剰米の供出。
中長期的には、食糧自給率アップのための
国内農林水産業の効率化。
サイレント・ツナミ、日本も動かなければいけません。
投稿者:村尾信尚
