2009年03月11日
LIFE=携帯電話
いまや、中学生の7割が、
高校生の9割が持っている携帯電話。

先週、文部科学省は初めて
「子どもと携帯電話」に関する大規模な調査結果を発表しました。

対象は1万人以上の小学6年生、中学2年生、高校2年生です。
そこから「携帯を手放せない」子ども達の姿がわかってきました。
1日「30通以上」携帯でメールをやりとりしているのは、
中学2年生の3人に1人、
高校2年生の3・5人に1人にのぼることがわかりました。
さらに「1日50通以上」と答えた子も
中学2年生のおよそ5人に一人、
高校2年生では7人に1人もいたのです。

都内のお宅におじゃましました。
高校一年生のマキさん。
彼女も携帯電話を手放せないと言います。
板谷「一日どのくらいケータイ手にしている?」

板谷
「“あなたにとって、携帯とは?”と言われたら?」
マキさん(高1・仮名)
「命のつぎに大事なもの、ものだったら一番大事」
帰宅するマキさんに、密着しました。
駅から家まで、15分。その間も・・・
家の中では、常に携帯をもって移動します。
パソコンの前に座りました。
好きなアイドルの振り付けに夢中ですが・・・
メールが来ると、すぐに返信。
マキさん(高1・仮名)
「いま全然違う話を4人としています」
どんな返事だったのかというと…
マキさん(高1・仮名)
「ひとことです」
夕食の時間も、
テーブルには携帯電話が。
マキさんの母親
「食事中はナシだよ!」
お母さんの注意も、耳に入らないようです。
夜、お風呂に入るときも・・
マキさん(高1・仮名)
「お風呂につかるときには、タオルにくるんで持っています」
布団に入っても…

ひっきりなしにメールが届きます。
結局、一日にやりとりしたメールは、160通にもなりました。
マキさん、携帯を手にしたまま、眠りにつきました。
これがいつものことだといいます。
マキさんだけではありません。
文科省の調査でも、
「食事中に携帯を使っている」のは、
中学2年生で4人に1人、
高校2年生では4・5人に1人いました。

さらに「入浴中」でも、
中学2年生の10人に1人が
高校2年生の6人に1人が使っているのです。

なぜ、肌身離さず持つのでしょう・・・?

マキさん(高1・仮名)
「友達に早く返信しないと、ってあせってしまって・・・」
板谷
「焦って返事をしないと、友達と気まずくなる、とか
そういうのもあるのかな?」
マキさん(高1・仮名)
「(友達は)“メールをすぐに返さない子はありえない”というのはあります」
「メールで、友達と常に連絡を取ったり、
友達の今の状況をプロフなどで見ていないと、安心できないんですよ」
マキさんの口から出た「プロフ」。
これもいま、子供達の間で欠かせないものです。
「プロフ」とは、「プロフィールサイト」の略。
インターネット上に
このように自分で自己紹介のページをつくり、公開します。
アドレスを、友達どうしで教え合ったり、
検索機能を使い、同じ趣味の人なども探せます。
さらに、相手のプロフへ書き込みもできるのです。
高校2年生のおよそ4割が、
この「プロフ」を公開していると答えています。
しかし、気軽さの一方で、問題も起きています。
街で出会った中学生が見せてくれたのは
プロフに誰かが書き込んだ悪口。
このような“ネットいじめ”も広がっています。
一方で、「親」は、
「子供がどんなふうに携帯電話使っているか」
知っているのでしょうか。
マキさんの母親
「長時間、何に使っているのか教えてくれない」
子供に携帯を持たせている街の保護者
「(子供がどんなふうに携帯を使っているか)知らない」
「把握してない」
茨城県の小学校。
「子どもが携帯を何に使っているか」
親のための勉強会が開かれていました。
いま各地で、同様の取り組みが始まっているそうです。


手を挙げたのは、数人の親だけ。
「プロフ」の仕組みや機能もイチから学びます。
さらに、
プロフなどで見知らぬ人と出会うことの
危険性についても指摘していました。
「プロフ」の中で年齢や性別を偽り、
犯罪目的で子どもを誘いだす犯罪も増えているのです。

警察庁も先月初めて、
プロフなどから「性犯罪などの被害」にあった
子ども達の数を発表しました。
去年1年で794人にものぼっています。
参加したお母さんは?

「こどものほうが知識があって、追いつけない」
板谷
「きょう話を聞いたお母さんたちが、家で子どもと話せばまた違いますよね」




投稿者:板谷由夏